人生初のアルバイト!
自分の将来を考えるきっかけを貰えた話
ーユウキノスケの経験してよかった話ー
私が17歳、高校2年生の時の話です。
私はゲームが好きで、ヒマがあればゲームショップで中古のソフトを物色するのが好きだったんです。
今もTSUTAYAとか行くと、買いもしないのに見ちゃいますけど。
いつものように当時常連だったゲーム屋さんへ立ち寄ったところ、店舗拡張して本やCDも販売する総合ショップとしてリニューアルオープンする、というお話を聞きました。そのため、新規オープンのバイトを募集していると。
帰宅部に在籍していた私。この持て余した労働力を活用できないかと考えていたさなかです。
エントリーしないハズがない・・・!
大好きなゲーム屋のバイトを・・・・・!
速攻で店長に面接をしてもらい、ほぼ即決で採用されました。
人生で初の、人間関係皆無の世界で勤務する経験をすることとなりました。
バイトの内容は超単純でした。
「中古の本を磨くこと」
・・・あれ?なんか違う。
店番とか、お店の陳列とか、ゲームの知識吸収とかないのか!?
でも、まーいっか。
週3くらいでバイトしてました。
最初、私と大学生さんのバイトさんがいました。
知らない大人や年上の人と会話したりするのは、全く世界が違うので勉強になりました。
特に、エロの話。
これは、いい年の大人に聞かないとリアルなことはなかなか情報として得られません。
インターネットもない時代ですからね!ちょっと背伸びできました。
薄々感づいてはいたのですが、しばらくして大事なことに気づきます。
この人手ではオープンまでに大量の本を磨き終わらない・・・!
店長もさすがにヤバいと思い始めたのか、
「ユウキノスケくん、友達でバイトしたい人いたら紹介してよ」と言うようになりました。
高校の友人、中学時代の友人。
見かけたヒマそうかつ即戦力となりそうな人材を片っ端からスカウトし、実に短期間で5人の増員に成功。
作業効率が4倍ほどになったため、一気に作業が進むようになりました。
そこで信頼を得たのか、このカテゴリーのバイトリーダーみたいになってしまい
しばらくバイトを続けることとなります。
そして、バイトを続けること3か月。
私が元々人懐っこいのか、礼儀正しかったのか・・・
ある日「このままうちで働かない?」と投げかけられました。
私は頭の中で未来予想図を描きました。
ゲーム業界に興味はありました。
ただし、クリエイターとしての興味です。
この当時はCG技術が徐々に広まってきている時代で、これからニーズが高まっていくんだろうなぁと思っていました。
高校でゲーム屋バイト → 趣味が高じてそのまま就職
→ 数年後には店長昇進 → 独立して多店舗経営
うーん。なんか、魅力を感じない。
その店長の「働かない?」の一言を受けてから、少し将来について真面目に考えることになった私。
店舗がオープンすることを機に、バイトからもフェイドアウトすることとなりました。
長きに渡り景気が良かったゲーム屋さんという存在。
今はダウンロードが当たり前で、ゲーム業界の形すらも変わってきています。
今、あのお店は規模縮小し、場所も変えながらもしっかり経営はしています。
あの時の店長はもういないけど・・・。
もし、私が働いていたらどうなってたのかなぁ・・・
そもそも、あの場面で自分の将来を考えるきっかけをくれた店長。
いい気付きを与えていただきました。
ありがとうございました。
色々な人と接して会話すると、自分の世界観が変わる事ってありますよね。
目標を見失って、その場の安い銭を稼ぎにバイトしていた私にとっては、労働力と引き換えに賃金をもらう以上にいい気付きを貰えたんだと思います。
それもそうなんですが、常連のゲーム屋さんのバイトを辞めると、
そのゲーム屋さんに気まずくて通えなくなる、ということも勉強しました。
そのため、後々コンビニでもバイトすることがあったのですが、自宅から2番目に近いコンビニでバイトする、という選択をできる青年になりました。
リスク回避能力も備わったというわけです。
人生初のバイトは、色々と勉強になりました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。