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ヒッチハイカーとドライブしたら、プラス思考とは何かを垣間見れた話

ヒッチハイカーとドライブしたら

プラス思考とは何かを垣間見れた

ーユウキノスケの経験してよかった話ー

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どうも、いつもネットでヒッチハイク

色んなブログを読み漁っているユウキノスケです。

 

この時期、結構見かけるヒッチハイカー。

皆さんはヒッチハイクしてる人を乗せたこと、ありますか?

ヒッチハイカーとの思いで

これは10年くらい前、私が30になるかならないかの頃の話です。

時期は7月頃だったと思います。時間の頃はもう夕方。7月とはいえ、もうしばらくしたら辺りは薄暗くなる時間帯です。

週末に実家に里帰りしていた私は、赴任先のアパートに帰るために峠を車で運転していました。

私が実家からアパートに帰るには、トンネルを3個越えていきます。

運転時間にして1時間半くらい。まあまあの距離があります。

 

そのトンネルを1つ越えて運転していると、道路の左側に立ってこちらを向いている人がいます。

年の頃、25,6歳。峠のこの時間帯に、比較的薄手の洋服、リュックを一つ。

画用紙サイズの白い紙を持ってこちらを見ています。

 

どこからどう見てもヒッチハイカー。

 

これまで私は1度としてヒッチハイカーを車に乗せたことはありません。

今回もスルー・・・・

 

「あっ!!」

 

なんと、運転しながら通り過ぎようとする刹那、

バチーーーン!と目が合いました。

 

その、彼の目ヂカラと表情。

 

私は・・・・

 

通り過ぎたのに、ブレーキ掛けて左に車を寄せていました・・・・・。

 

当然、彼は寄ってきます。

 

「ありがとうございます!〇〇(地名)までいいですか」

私は、負けを悟りました・・・(負けなのかな?)

「ええ、どうぞ」

 

彼と私の、ドライブの始まりです。

ヒッチハイカーくんの理論

彼は、まーくん(仮)と言いました。

ヒッチハイク慣れしてるの?

・なんの用事で〇〇へ行くの?

・どうしてあんな時間にあんなところを歩いていたのか。

・何分くらいヒッチハイクを?

・しかもそんな薄着で

・たまたま見つかったけど、あとどうやってトンネル2個越えるの!?

これが、私が抱いた疑問です。

 

1時間くらいはドライブ時間があったので、話の流れで全て聞きました。

そもそも、私は見ず知らずの人とイキナリ話すのが生業で、彼はヒッチハイク慣れしているのでその辺りはお手のもの。

会話はいたってスムーズでした。

 

まーくん(仮)はヒッチハイクはだいぶ数をこなしている人でした。18歳でヒッチハイカーデビュー。その後は事あるごとにヒッチハイク。移動のメインがヒッチハイクではなく、あくまで困ったときにやるそうです。

当然自分がヒッチハイクをするので、ヒッチハイカーを見かけたら100%乗せてあげる、そういった心を持っている子でした。

何の用事で〇〇(地名)へ行くのかといえば、おばあさんがそこに住んでいるそうで、会いに行く用事があったようです。つまりは彼のルーツがその地区。

その日におばあさんの家に行く予定で、電車で向かっていたそうです。いったん駅で降りて、もう夏だし、歩いていこうかなと思って歩き始めたそうです。

(イヤイヤ、トンネル3個ですよ旦那。気楽に歩けないでしょ!)

そうこうしているうちに、夕方になってきたと。薄着だしいい加減マズいかもしれないから、ヒッチハイクを始めたそうです。

(そもそも、そのヒッチハイクしていた場所まで駅から歩いて半日以上はかかる)

で、開始20分でカモ(ユウキノスケ)がネギ(車)しょってやってきたわけです。

 

「いやー、ムチャでしょ。(車が)捕まらなかったらどうするつもりだったのよ。」

 

この質問には衝撃的な答えが!

 

「現実、乗せていただいてるじゃないですか。何とかなっています。」

「えっ?いや、でも、まあ、うーん・・・・」

 

この回答。もう、何も言い返せなかったです。

 

そう、彼は今まで何とかなってきていた。

そして、今日もなんとかなっている。

しかも、私のアパートからわずか5分で着くおばあさんの家に送り届けられる。

 

「なんとかなる」と思ったことは、疑いもせずに進むことで「なんとかなる」

いや、彼の場合は既におばあさんの家に着くゴールが明確に見えていて、

それのプロセスが後からついてきただけ。

そこに何の不安もなく、「なんとかなる」でなんとかなっている。

 

この理論はすごいなーと思いました。

 

そして、その当時の私はわからなかったけど、今ならわかる気がします。

 

ヒッチハイカーを乗せたことが初めてだと伝えると、彼は「話のネタにしてください」と言っていました。

 

ヒッチハイカー乗せたけど、こんな人だったなんて話。

確かに、この上ないネタだ。

その後、お言葉に甘えて結構ネタでしゃべりました。

ガソリン代は余裕で回収するくらいの価値があったというわけです。

ヒッチハイカーに対する私の考

私は、この日を境にヒッチハイカー容認派になりました。

方向やタイミングが合えば、いつ乗せてもいいっていう人へと変貌。

 

しかし、その後一度も乗せていません(笑)

だって、結構大人数で待ち構えてるんだもの。

ファミリーカーでもない限り、3人とか車に乗らんでしょ!

こっちにだって目的地があって、人もそれなりに乗ってるわけですよ。

 

そりゃー乗る方だって1人じゃ怖いでしょうけど。

そう思うなら、やらない方がいいと思いますよね。

それに、乗せてもらうならそれなりにネタ用意しないと次のハイカーが困るだろうと。ヒッチハイカーするには、それなりのトーク力と自信が必要だと感じます。

あと、ヒッチハイク待ちの場所。止まりやすく乗せやすい。

ヒッチハイクウォッチャーになってるので、

「あー、こんなところじゃ捕まんないよ!」って、心の中で叫んでます(笑)

おまけに、女子1人で立ってることとかあるじゃないですか。

あれ、絶対に1人じゃないですから。

そういう邪な理由で善意は発動しないですからね。

正々堂々、みんなで車を呼びましょう。

 

そして、たまに営業車で乗せてもいいかな?って気分になりますが

それやったら怒られるよなーーーーー 会社に。と思います。

ま、ヒマならあんまり気にせず乗せちゃいそうだけど(笑)

 

私の場合、最初に乗せたヒッチハイカーが当たりだったってことかもしれません。

 

第一印象って大事ですね!

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!