イソップ童話で一番好きな話は、なに?
と、子どもに聞かれました。
そもそもイソップ童話とは。
ギリシャにおいて、アイソーポス(イソップ)が作ったと言われている寓話の総称、というものです。
僕は「ウサギとカメ」が好きです。
ウサギとカメ
かなりメジャーなお話ですよね。
ウサギがカメに「きみはのろまだなぁ」というと、カメが「じゃあ競争しようよ」とウサギに持ち掛けます。
そしてハンデ無しで勝負した結果、
本来は圧倒的な速さを持っているはずのウサギが、カメに負けるという。
誰もが知っている話です。
ウサギの直接的な敗因は、途中で昼寝したからです。
なぜウサギとカメが良いのか
僕が良いと思っているのは、ウサギとカメの視点です。
ウサギは対戦相手を見て戦っているのに対し、カメはゴールを見て戦っている。
双方の目的が違いすぎるところが良いと思います。
仮にウサギが勝ったとします。
この勝負におけるウサギの目的意識では、勝って当然の相手に勝つ。という結果だけを受け止めてしまい、得るものは無いでしょう。
それに対して、カメはそもそもウサギに勝つことだけが目的ではなく、この先にあるものを得るために戦っている、生きてるように感じる訳なんです。
僕はこの話を読むたびに
自分の描く未来があり、そこに向かって進んで行く事が人生をより豊かに楽しくする、と思うわけです。
これは、勝手に深読みし過ぎているのかどうなのか。そこまで言ってるんだか、ないんだか。
あるひとつの物語をから受け止めることというのは、人によって千差万別だと思います。
「サボってないでコツコツ働くのが良い」などという教訓的な事も言われた事がある気がしますが、この話からは感じなくなりました(笑)
子どもに読み聞かせる童話も、改めて読んで、感想を述べたりすると、自分にも実は役に立つなと思います。
この、ウサギとカメを筆頭に、我が家の愛読しているイソップ童話は50話入ってます。
1話づつが短いので、子どもでも読みやすい!オススメです。
絵も全体的に可愛らしく優しい。
うちの子は、
「ワシのまねをしたカラス」が一番面白かったそうです。
カラスがちょっとマヌケですからね!
3歳で読むのと、7歳で読むのでは感じることも変わってきてて面白い。
以上、ウサギとカメの話でした!
絵本と言えば、僕はこの方の本が最高に面白いです