柳の心を知る

遊び心でしなやかに毎日を楽しもう

3000文字チャレンジ「酒」

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どうもどうも。

 

3度の飯より酒が好き。ユウキノスケイです。

 

3000文字チャレンジのお題が「酒」とのこと。

飲み会大好き、生ビール大好きと自称しているこの私。酒という題名で書かないということは、自分の人生を否定することになりかねない。

 

お題 「酒」 行きます。

 

僕がお酒に出会ったのは、まだ幼いあの日のことだ。

 

僕達の親世代が休日にお酒を飲む時に、居酒屋に行って飲むというよりは自宅に友人を呼んで、夕飯時に飲むという方が主流でした。

それだけ地域に交友関係があった、ともいえるのかと思います。

 

幼い頃の僕は、酔っ払った大人が嫌いでした。不自然なほど上機嫌になって、赤い顔で話しかけてくる。なんだか訳のわからない質問を投げかけられ、真面目に答えてもブッ飛んだリアクションが返ってくる。

一体全体、何が楽しいんだろう?

そこまでロレツが回らなくなって、僕との話を覚えているのだろうか。

同じ話を何回もしてるけど、一体なにがそうさせるのだろう。

 

僕の家で宴会をしているときなどは、別室で弟と遊んでいると呼び出され、座らされ、とにかくよくわからないけど、急にこれからの人生の目標を聞かれたり、野球選手たるや如何にあるべきという話をされたり、父がいかに凄い選手だったかを近所のおじさんに聞かされたり。

 

俺たちは最高だった!今も最高だけれども!

若かりし武勇伝武勇伝、武勇デンデンデデンデン。

あっちゃんカッコイーが始まったり。

 

お酒を飲んでいる大人と接するのが、とにかく嫌でした。

 

その反面、父がお酒を飲んでると良いこともありました。

 

お酒を飲んで、機嫌がいい。

そこがチャンスなんですね。

「ここしかない」タイミングを見計らって、おねだりするんです。

 

しばらくの間、だまーーって、静かーーーーに、お酒を飲む父の様子をうかがう。

機嫌がいい、調子がいいと、お酒が進んで行くんですね。

で、上機嫌で話しかけてくるんですよ。

そこでは、まだ早い。

話に相槌打ちながら、ビールついだりしたり、父に興味ある話なんかを振ったりするんですね。

そうすると、調子が上がってくるわけです。

ビールもう一本なんて始まったら、チャンス拡大です。

 

そこからビールが2本ぐらい進んだ状況・・・・・

2アウト ランナー2,3塁。一打出れば勝ち越しという場面が想定されます。

ようやくチャンスで回ってきた打席。

ここを逃したら次のチャンスは早くても1週間後。

 

前回のチャンスは、高額なファミコンソフト「ツインビー」をおねだりして撃沈してしまった。

ちょっと気分よく酔いが回っていたのに、父が一気にシラフ近くまで戻ってきた瞬間だった。

150キロのインハイをズバっと投げ込まれ、敢え無く三振。

振る事すらできない、見逃し三振だった。

 

だが、今日は違う。

欲しいものはお金がかかるモノじゃない。

お金よりももっと価値のあるもの、「時間」だ。

 

さあ、ピッチャー父、ビールを4本も飲んで、ヨイヨイの良い気分。

千載一遇のチャンスに、バッター、僕。

絶対に打ちたい・・・いや、打つ。

 

ここまでお膳立てしてくれた、みんな(ビール達)の為に!

 

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ねえねえ、お父さん。(甘えた声)

ん?なんだ?

僕さ、朝起きてランニングしたり、素振りも毎日やってるじゃん。

そうだな。えらいな。

まあね。宿題も帰ったらすぐやってるんだよ。

そうかそうか、ちゃんと自分の事ができてるね。

でさ、お父さんに相談なんだけど。

相談?何かあるのか?

 

毎週木曜日に、キャプテン翼やってるんだよ。僕たちがテレビを観る時間を、その日は1時間にして欲しいな!

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父の答えは・・・・「なんだそんな事か。それ位いいんじゃないか。」

 

き・・・・・・ キターーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

 

逆転、3ランホーーーームラアァァーーーーーーン!

 

そこのあなた!

何だそんな事か、と思ったでしょう!

キャプテン翼は当時の小学生にとって、まさに国民的番組の代名詞。休み時間と言えばサッカー、テレビ放映の翌日は話題の中心。観てない奴は村八分、翼くん、岬くんですよ。

そして、放映時間は確か7時半から8時。

すなわち我が家にとってのゴールデンタイム、ナイター中継とダダ被り。

 

当時の我が家にはテレビは1台。チャンネル主導権は、父にあり!

他の日は良いんです、野球で。

この日は、この日だけはあぁーーーー。

 

まあ、巨人戦がビジターで放映が無い日は観れたんですけどね。

そうは言っても、毎週観たいのが子ども心ってもんです。

 

ただ、お酒飲みにとって、唯一無二、絶対無敵のスキルがある。

「飲み過ぎて記憶にない」

これは・・・・厄介でした。

「そんな事言ったっけ?」「そんな約束したっけ?」

 

ガツーーーーーン!

逆転、2ランホームラン・・・・。

 

 

それから月日が流れに流れ、ついに僕もお酒を飲んでも良い年になります。

家でも父とたまに杯を酌み交わし、外でも友人と飲み歩き。

お酒の美味しさを覚えて、ガブガブ飲んじゃったりするわけです。

 

今はもうご法度だとは思いますが、まあよくイッキはしました。

 

合いの手も大分マスターさせて頂きまして、バトルイッキだの、そそうだの、とにかく飲めだのと、ご迷惑をおかけしたと思います。

 

体育会の部活動、大学ともなると血気盛んな面々が多いですからね。

まああんまり体には良くないですけどもね。

無事生き残ったので、いい思い出ですよね。

 

ということを繰り返しやってくと、これが思い出となって、

そういう仲間で集まって飲むときに、

オリエンタルラジオとなっちゃう訳じゃないですか。

 

昔はよく飲んだなー!

武勇伝武勇伝、武勇デンデンデデンデン

デンデンデンデデンデンデデンデン 一杯行っちゃってー

(ゴクゴクゴク)あっちゃんカッコイー! カッキーン

みたいなね。

 

そうです、そうなんです。

いつの間にやら、あっという間に、僕が嫌った酔っ払いに僕がなっている。

ミイラ取りはミイラになっている。

 

そんな現実は直視せず、とりあえず置いておくわけです。

そして、今日もお酒を飲んじゃう訳ですね。

 

年齢を重ねて、父や弟と飲む酒がこれまた美味しいんですね。

ある程度成熟してきますから、話題も合ってきますし。

僕の父は、例え酔っていても自分を誇張することはしないタイプの人だったんですね。酔っ払ったら武勇伝のひとつでも、尾ひれを付けて面白く話したくなるもんじゃないですか。そういうことをほぼ、しない。

こっちから聞いたら、教えてくれますけども。

言ってることに尾ひれがついていなかったですね。凄いことやってましたけど。

 

でもまあ、僕は小物の部類ですから。

お酒飲んで酔っ払って、ヒートアップして議論したり、意見の食い違いで白熱したり、上司にタンカ切ったりなど。

そして、肩を組んで締めのラーメンを食べて帰る。

 

朝起きて、「うわー、やっちまったなぁー」と思うこと幾星霜。

しかし、酔っ払いの良いところは、覚えていないということ。

相手も、結構忘れてるw

 

しかしついてくる二日酔い。

 

いつも具合悪さを引きずりながら思うんですね。

「もう、しばらく飲むのはよそう」と。

それが2日もすると、「あそこまで飲むのはよそう」に変わり、

それが1週間もすると「あー、仕事終わったー!飲みに行こう」となる。

 

本当に学習してるのかしら?

いや、もしかして・・・・〇カかしら?

もしかしてじゃなくて、バ〇なのかしら?

 

大人になってそんなことを繰り返し、妻には酔っ払ったあなたは嫌いとハッキリ言われている。

 

そして、子ども達はあの日の幼い僕と同じ気持ちなんだろうな。

 

多分、あの日の幼い僕は、僕を見て言うだろう

「酔っ払った大人は嫌いだ」

 

そんな僕も、コロナ自粛の影響で、友人や会社の人々との飲み会は一切シャットアウトしている。先日、家族で9ヶ月振りに外食したのが外でお酒を久々に飲んだ出来事だった。

 

その日は僕は上機嫌だったし、まあまあ飲んだ。でも、家族はみんな笑顔だったし、お酒を飲む僕に冷めた目線は投げかけてこなかった。

 

結局、飲み過ぎなければ「酔っ払った大人は嫌い」とはならないと知った。

#今更かよ

そして、お酒飲んだあなたは嫌いと、妻も言わない。

 

お酒は前後不覚とはならない、適量が良いということなんでしょうね(笑)

 

では、そういうことで。