噂には聞いていたのだが、野球界もコーチの公認資格というものを制度化していく方向に向いているようだ。
賛否というより、賛しかないと思っている。
日本で野球というスポーツは、組織が多岐に渡っている。
それはもちろん、野球が深く根付いている証拠だ。
すごい数あるので、興味がある方はリンクからどうぞ。
https://www.baseballjapan.org/jpn/bfj/organization_japanbaseball.html
一般財団法人 全日本野球協会は、日本のアマチュア野球の代表組織だそうだ。
HPでそう言っているので、間違いない。
その組織が、公認の指導者資格をリリースしたのは昨年のようだった。
「公認野球指導者資格 基礎 I U-12」という資格がある。
資格って、便利だと思う。
よくも悪くも、何か基準は必要だと思うからだ。
僕は自分自身の経歴も含めて、野球の指導体制というものについては疑問に思う点が多くあった。
あったというより、今もある。
過去にブログでも書いたかもしれないけど、息子に野球をさせるべきなのか、野球で本当に良いのかを自問自答していた。
指導資格のない人間が指導するということは、結構なリスクだと思うからだ。
なので、自分の子どもに指導することを避けるべく、コーチング体制が組織化されているリトルリーグに子どもを入団させようと画策したものの、見事に失敗した。
「他力本願でなく、あなたがやるんです。」
なんだかそういうことのようだ。
これは神様なのか仏様なのか、どなたかがお示し頂いた何かであろう。
現在、息子は学童野球チームに入っている。
結果、僕は指導に関与するという全く想定外の方向に進んでいる。
僕のような野球はできるがただそれだけ、という未熟な人間に指導させると、恐らく青少年健全育成の妨げとなる。
結果的に野球人口が減り、野球という競技が崩壊すると危惧している。
コーチとは、人を乗せて目的地まで連れて行ってくれる馬車が語源だそうだ。
かの有名な桑田真澄さんがそう言っていた。
僕が今後ずっとコーチをするということはないとは思うが、この公式資格というものを取得することとした。
いま、この目の前にある事から即時で変えていかないと無意味だ。
そのためには、行動しかない。
とてもじゃないけど、無免許でカリスマコーチになれるとは思えない。
座学が7時間、実技3時間とは、なかなか本格的である。
それだけで人間が変わるとも思えないのだけど、変わろうとする気持ちが大切だということだけは知っている。
教える人間が成長を求めない限り、子供の成長は促せない。
まずは自分から、の気持ちで行きたい。