野球チームが大会に出るにあたっては、目的を明確にした方がいいと思う。
先日、小学校4年生以下の合同チームで、大会に出場した。
小学校3年生、野球の実力はまだまだ発展途上中の息子は、スタメンではなかった。
そして結局、朝から夕方まで1日ずっとベンチにいた。
息子だけではなく、我がチームの低学年5人は、ずっとベンチだった。
これは流石に、無いなと思った。
勝つことも、大切だ。
それはチームにいる選手の肯定感や、モチベーションの向上につながる。
しかし低学年の試合においては、四球とエラーで決まることも往々にしてある。
そして、外野にはそんなにボールは飛ばない。
その辺、上手く調整して全員試合に出してもよかったのではないだろうか。
毎イニング交代とかしながら、全員出すことなんて造作もないと思う。
極論いうと、外野で誰が出たってそんなに変わるもんじゃない。
低学年なんてそんなもんだ。
フライ取れたら盛り上がる程度なもんで。
何でこんな事書くのかというと、自分の所属チームの保護者や選手が、少なからずショックを受けていたからだ。
それは、僕とて同じだ。
経験を積ませる前提で作った合同チームで、スタメン以外は出場しないなんてことは、あり得ないと思う。
現実問題、力が足りなければ出られないこともある。
低学年の試合においては、それは当てはまるものでは無い。
1打席でも、1イニングでも、フィールドに立つ事が大事な事だ。
低学年で勝ちに行くというならば、それはそういうチーム作りをしているところがやればいい。
試合機会を与える合同チームで、これはないな。
でも、ただ転んでいるだけでは勿体無い。
この屈辱的な経験を活かすことにした。
息子にはどうして試合に出れなかったのか、色んな話をした。
結果、翌日の練習では凄く主体的な動きをしていて、見違えた。
これを続けていれば、凄い選手になるかもしてないな。
そして、周りの子達にもいい影響を与えているように見える。
簡単な話、みんなが上手くなれば良いのだ。
少ない中でも、ひとりひとりが際立つようなチームづくりをしていきたい。