興味深い話を聞いた。
ある取引先の方と仕事でご一緒させて頂いた際のことだ。
その方はAさんとしよう。
ソーシャルなディスタンスを保ちつつ、スターバックスでAさんにコーヒーをご馳走になった。
正直、スターバックスのコーヒーが美味しいと思ったことはない(失礼)
でも、店内の雰囲気は凄くいい。
僕は、スターバックスが好きです。
僕の息子が少年野球を始めているという話から、「お父さんは熱血になってない?野球、楽しんでやらせてる?」という質問をいただいた。
小1でスパルタチックにやってしまい、それを溶かしてどうにか小3で始めてくれたと言う失敗談はお話したのだけど。
Aさんには息子さんが2人いて、すでに社会人と大学生だ。
2人とも高校時代は、野球部で過ごした。
地元では有名な私立、某野球伝統校に入学し、部員100人の中で揉まれたそうだ。
長男はベンチ入りして準優勝、次男はベンチ外ではあるけど甲子園に出場した。
競争厳しい高校であり、ベンチ入りの半分以上は県外からの選手なので、よく頑張ったなぁと思う。
県外からの来る選手、いわゆる越県入学と言うことについては、議論は尽きないかも知れない。
僕が思うのは、中学生が何かを志して親元を離れ、知らない土地で頑張るという覚悟はすごい事だ。僕にはそんな覚悟はなかったなぁ。
Aさんが言うには、県外から来た子は練習や試合への臨み方が違うということ。
この場合は野球なのだけども、毎日、日が変わるまで素振りしていたそうだ。
そして、プレーへの探究心も強い。できないプレー、例えばゴロが取れなかった事などがあると、夜寮で悔しくて泣いている事もあるほどだとのこと。
骨格からして違うくらいの事を言っていた。
そして、おそらく県内の高校生は「甲子園」を目標に強豪校に集う。
しかし県外から来た彼らは、目標はそこでは無い。それもひとつの目標なんだけども、厳密に言うと終着点ではなく「通過点」なのだそうだ。
だから、ね。
少年野球は楽しくとか厳しくとか、色んな考え方や議論があるけれども。
プロ野球選手を目指してる子どもばかりじゃないんだから、エンジョイベースボールでやった方が良いよね、という話になった。
その中で、個人個人が自分の意思で努力を重ねるという事が大事だよなーーー。
主体的でないと、自分で目標設定すらできない大人になってしまうし。
野球を通じて、色んな良い刺激を与えていきたいなと改めて思うのでした。